Gemini(AI)の見解を元にスクリーンタイムの制限。
スクリーンタイムの再設定にあたり、
Geminiからは「事前に予告せず、黙って設定し直すこと」を勧められた。
もともと中1の時に親がパスワード管理していたものを、
勝手にパスワードを解除してルールを破ったのは娘の方だ。
事前に「制限をかけるよ」と予告すれば、
話し合いという名の引き延ばしや激しい交渉が始まり、
感情のぶつかり合いで親のエネルギーが削られるだけ。
親が主導権を取り戻し、既成事実として境界線を示す必要があった。
そうして黙って再設定した直後、娘の抵抗は凄まじかった。
今振り返っても、もう戻りたくないし、あまり思い出したくない。
けれど結果として「やってよかった」と思っている。
【事実と背景】予告なしのスクリーンタイム再設定と、娘の抵抗
時間制限がかかった瞬間から、娘の猛烈な抵抗とアピールが始まった。
- 「こんなに辛いのにどうして制限するの!」「無視しないで!」と部屋の前で泣き叫ぶ
- わたしは家で仕事をしているのだが、仕事中であってもドアを叩き、LINE電話を何度も連打してくる
- 「明日からちゃんと勉強もピアノもやるから時間を戻して」と泣き落としをかける
- 「お母さんが大丈夫って言ってくれないと何もできない」と責任をこちらに被せようとする
今までの私なら、その涙や叫びに耐えかねて「じゃあ少しだけ…」と妥協していただろう。
けれど、宅配便が届いた瞬間にピタッと泣き止む娘の姿を見て、
「これは親を動かすための手段なんだ」と分かってから冷静になれた。
それに、明日からちゃんと勉強もピアノもやるから、と
自分自身のためにやることを駆け引きに使うことにとてもがっかりした。
現金だし、周りの状況がよく見えている。
パニックには過剰に反応せず、淡々と「決めたことだから」と境界線を守り抜いた。
【対策】頼りになったAIと、親の工夫
どう対応したらよいのか迷った時、娘に言い返したくなった時、
いい加減にしてと愚痴りたくなった時はGemini(AI)に相談した。
否定せず、寄り添いが得意なAI。
小学生の時に娘が受けた、1時間5500円の発達外来のカウンセラーはこんな具体的なアドバイス全くくれなかった。
「家庭での参考にしたいから少しアドバイスが欲しい」と頼んでも、
「娘さんとの守秘義務があるから言えません」の一点張り。
今思えばお金がもったいなかった。
自分の癒しでマッサージやおいしいもの食べていた方がよかった。
その点、Geminiは今まさに目の前で起きている修羅場に対して、
すぐに有益な分析と具体的な立ち回り方を提示してくれた。
たまに以前の入力内容を忘れて見当違いなことを言ってくる時もある。
そういう時は状況を再入力して
「それは違うんじゃない?」と突っ込むと、
ハッと我に返ってまた的確なアドバイスを返してくれるGemini。
納得できる根拠をその場ですぐ受け取り、実践に反映できたことがよかった。
【結果と考察】制限から5ヶ月。劇的ではないけれど確実に変わったこと
あれから時間が経ち、現在の娘はスクリーンタイムの枠の中で時間をやりくりしている。
たまに動画を流しっぱなしにして時間を使い切ってしまい、
「延ばして」と泣きついてくることもあるが、
「それは自分の不注意だよね」と絶対に受け付けない。
親がブレない態度を貫いたことで、
娘も「泣いても騒いでも無駄だ」と諦め、
自分で使用時間をコントロールする術を身につけていった。
「最近はうまくやりくりして使いこなせているんだよね」
少し得意げにそう話す娘を見て、思い切って線引きをしてよかったと思っている。
そのまま娘を気遣う生活を続けていたら、
娘の自意識は肥大化し私は娘の召使いのようになっていたと思う。
そしていつまでも共依存になっていたんじゃないだろうか。
早く子育てから解放されたいと思っているのに、たまったものじゃない。
最初からきちんとルールを決めて管理できているご家庭から見れば、
「何を当たり前のことを大げさに言っているの」「親が甘いだけでは」
と思われるかもしれない。
けれど、一度なあなあになって崩れてしまった関係性を、
途中から仕切り直すことがどれほどエネルギーの要る大変なことか……。
スマホのスクリーンタイムの設定ひとつやっただけで、
生まれ変わったかのような改善になった、と
なってたらよいんだけれど、
そこまでのことではない。
大変なのに、一進一退で、今はほんの少し前進した程度。
今も自分が思い通りにならないことで
特大にゴネることが月1か2回くらいである。
娘にとってはそうかもしれないけれど、私の意識としては大きく変わった。
このスクリーンタイムの再設定を足がかりとして、
わが家ではスマホ以外の「家での過ごし方のルール」も、
娘の自立に向けて一つずつ見直しと改善を試みている。

